休憩スペースなどを新しくつくる際に活用されるパーテーション。
比較的短期間で空間を仕切ることができる一方で、実際に工事を行うためには、事前に確認しておきたいポイントがいくつかあります。
「どこに設置するか決めれば工事できるのでは?」と思われるかもしれませんが、設置場所の状況によっては、希望していたレイアウトから変更が必要になることもあります。
今回は、パーテーション工事をスムーズに進めるために、事前に準備・確認しておきたいことをご紹介します。
1.まずは大まかなレイアウトを決める
パーテーション工事を検討する際は、まず「どのような空間をつくりたいか」を整理しておきましょう。
最初から細かな寸法まで決める必要はありません。
例えば、
- 会議室を2部屋つくりたい
- 6名程度が利用できる打ち合わせスペースが欲しい
- 執務スペースから応接スペースが見えないようにしたい
- 出入口にドアを設置したい
- 声漏れをできるだけ抑えたい
といった、大まかなイメージからでも検討できます。
現在のオフィスの平面図やレイアウト図がある場合は、事前に用意しておくと打ち合わせがスムーズです。
図面がない場合でも、現地調査で寸法を確認しながらレイアウトを検討することができます。
2.パーテーション工事では「現地調査」が重要
施工型パーテーションの場合、工事前の現地調査(現調)が非常に重要です。
現地調査では、単純に設置する場所の幅や高さを測るだけではありません。
天井や床、壁の状態を確認し、実際にパーテーションを設置できるかを確認します。
特に注意したいのが、天井部分です。
パーテーションを設置したいライン上に、
照明・エアコン・換気口・火災報知器・梁・点検口
などがある場合、そのままでは施工できないことがあります。
そのため、現地調査では希望するレイアウトと実際の建物の状況を照らし合わせながら、施工方法を検討していきます。
3.ドアの位置と開く方向も確認する
会議室などをつくる場合は、パーテーションだけでなくドアの位置も重要です。
「どこから出入りするか」だけでなく、ドアを内側・外側のどちらに開くかも確認しておきましょう。
ドアを開けた際にデスクや収納家具にぶつからないか、人が通る動線を邪魔しないかなど、実際に使用する場面をイメージすることが大切です。
また、既存の扉や通路、避難経路との兼ね合いについても確認が必要です。
レイアウトを考える際は、「部屋をどう区切るか」だけでなく、完成後に人がどのように動くかまで考えておくと使いやすい空間になります。
4.パーテーション周辺の家具・設備を確認する
施工予定箇所の近くにデスクやキャビネット、複合機などがある場合は、工事前に移動が必要になることがあります。
特にパーテーションを設置するライン上や、その周辺には施工のための作業スペースが必要です。
工事当日になってから大きな家具を移動することになると、作業開始が遅れてしまう可能性もあります。
「どこまで移動しておけばよいか分からない」という場合は、現地調査の際に施工会社へ確認しておくと安心です。
5.搬入経路や工事時間も事前に確認
パーテーション工事では、長さのある部材やパネルなどを建物内へ搬入します。
そのため、
エレベーターのサイズ、搬入口、廊下の幅、養生の必要範囲、作業可能時間
なども事前に確認しておきたいポイントです。
オフィスビルやテナントの場合は、管理会社への工事申請や搬入申請が必要になることもあります。
「平日は工事不可」「搬入できる時間が決まっている」など、建物ごとにルールが異なるため、早めに確認しておきましょう。
6.現地調査後に最終レイアウトを確認
現地調査が終わったら、実際の寸法や建物の状況をもとにレイアウトを調整します。
当初考えていた位置に設備や梁などがある場合は、パーテーションの位置を少し変更するなど、現場に合わせた調整が必要になることもあります。
そのため、最初に考えたレイアウトをそのまま施工するのではなく、現地調査→レイアウト調整→最終確認→施工という流れで進めることが大切です。
完成後に「思っていたより部屋が狭かった」「ドアが使いづらかった」とならないよう、デスクや椅子を置いた状態も想定して確認しましょう。
パーテーション工事は事前準備が大切
パーテーション工事をスムーズに進めるためには、事前のレイアウト検討と現地調査が重要です。
特に、天井設備や梁、ドアの位置、家具の配置、搬入経路、建物の工事ルールなどは、施工方法やレイアウトに影響する可能性があります。
「まだレイアウトが決まっていない」「図面がない」という段階でも、現地の状況を確認しながら検討することは可能です。
オフィスの会議室や応接室、間仕切りの新設をご検討の際は、まずは希望する空間や用途を整理したうえで、現地調査を依頼してみてはいかがでしょうか。







